2010年05月20日
ぼく にげちゃうよ♪
昨日の朝、小学校での読み語りは、私の大好きな絵本でした
「ぼくにげちゃうよ」という絵本です。


「ぼくにげちゃうよ」という絵本です。
5月は母の日があるので 選べれたのでしょうね♪


外の世界が知りたくて「ぼくにげちゃうよ」と宣言した子ウサギでしたが、おかあさんは「おまえがにげたら、かあさんはおいかけますよ。だって、おまえは とってもかわいい わたしのぼうやだもの」と愛する息子に言うんです。
そうすると、「かあさんがおいかけてきたら、ぼくは小川の魚になって 泳いでいっちゃうよ」と子ウサギは言います。
対して、おかあさんは「おまえが小川の魚になるのなら、かあさんは漁師になって、おまえを釣り上げますよ」と答えます。
次は「かあさんが漁師になったら、ぼくはかあさんよりもずっと背が高い 山の上の岩になるよ」と子ウサギ。
おかあさんは「おまえが高い山の岩になったら、おかあさんは登山家になって岩にのぼっていきますよ」と答えます。
そんな会話が続いていきます。
↓「小鳥になって逃げていくよ」という子うさぎに対して、「木になって とまりに帰ってくるのを待ちますよ」というシーンの絵です♪
おかあさんの愛情に溢れた優しいタッチのイラストもホントに素敵なんです。
昨日は4年生に読んであげたのですが、私がページをめくるごとに、わっははは~おもしろ~い
!!と歓声があがりましたよ


私も 読んでいて とても楽しくて 子ウサギとおかあさんの声色を変えながら、子どもたちの表情を楽しみました

このお話、最後は「人間のこどもになって、おうちの中に逃げちゃうよ」という子ウサギに おかあさんは「おまえが人間の子どもになっておうちににげこんだら、わたしはおかあさんになって、その子をつかまえて抱きしめますよ」と答えるんです。
そうしたら、「ふうん、だったら うちにいて かあさんの子どもでいるのとおなじだね」と 子ウサギはにげだすのをやめました。。。って お話です

きっと、子ウサギは、こんな会話をすることで おかあさんの愛情を確かめたかったのでしょうね。
おかあさんもまた、どんなに子どもを愛しているかを伝えられて きっと嬉しかったでしょう。
「にげちゃうよ」って言った時、どこまでもおいかけてきてくれて、帰るのを待ってくれて、抱きしめてくれる人がいるって 幸せですよね

あなたにとって それは誰?
