2008年03月01日
花のように風のように(誕生秘話らしきもの)
女性として生まれてきたからには、いつも花のように笑っていたいと思いませんか? とコンサートで私は言いました。
アハハハでもクスクスでも良いのです。
その笑い声や笑顔が弾けた瞬間、まるで そこに花が咲いたように 優しく温かな空気が漂うようであればいいなと思うのです。
赤ちゃんや、子供の頃はね、きっと みんなそんな花を持ってるんです。
その笑顔を見ただけで、まわりの大人が幸せになりますからね。
ところが、成長して いろんな苦しみや悲しみを知ってしまうと、屈託のない笑顔が どんどん少なくなっていってしまうんですよね。
果ては。。。ほとんど笑わない人だっているからね。
でも、できることならば、いつも笑って暮らしたい。
まわりの人が幸せになるような、笑顔や笑い声を発していたい。
そして、もっと望むならば。。。
柵にとらわれず、風のように、自然のままに 気持ちのままに生きていけたらいいよね。
そんな私の思いを託した曲が、実は「花のように風のように」という歌でありました。
が、しかし・・・。
大雑把に説明しただけで、息子に作詞作曲を依頼しましたら、やはり男の子なのですね。
私のイメージとは ちょっと違った詩が届いたのでした。
キーワードは「花のように風のように」そして「幸せになるために 人は生まれてきた」を入れて欲しいと、それだけを伝えたものですから・・・。
「俺が考えたら、慈愛とか母性とはかけ離れたものになっちゃうよ」と。。。そりゃそうでしょ。
どこにでもある石 蹴りながら歩いた
知らない鳥が 空を横切る
冷たい風に 秋の気配がして
空見上げると 昨日より遠いね
幸せになるために人は 生まれてきたはずなのに
平穏な日々が今 なぜか悲しく感じた
目の前を 花びらが風に 乗って通り過ぎた
振り向いて 探した僕の心は 宙を掴みそのまま流れていった
花のように 風のように
う~~ん。。。少年の言葉だわぁ。。。
女性的発想の欠片もないね(笑)
まぁ いいか。 ちょっと補足説明して。。。改訂版。
1.ちっぽけな石ころ 蹴りながら歩いた
空を横切った 名も知らぬ鳥
冷たい風に 秋の気配がして
空見あげると 昨日より遠いね
幸せになるために 生まれてきたはずなのに
穏やかな日々が 今なぜか悲しい
目の前を花びらが風にのって 通り過ぎた
振り向いて探した僕の心は 宙を掴みそのまま流れていった
生きていきたい 花のように
2.幼い日の思い出 語り合い歩いた
そばにあるのは 君の微笑み
そよ風のような 歌声を聞いてると
誰にも優しく なれる気がするよ
幸せになるために 生まれてきたはずだから
今日という日が 今とても愛おしい
流れる白い雲 青空にとけていく
手を伸ばし探した僕の心は 風に任せどこまでも流れていった
生きていけるよ 風のように
これでいきましょう。
じゃあ、メロディーは?
そして 送られたきたのは こんな歌でした。
変わった声ね、誰が歌ってるの? コンピューターの歌声なんですって。
http://neko-loader.net/up/src/neko39109.mp3←クリック
歌ってみたけど、ちょっとキーが低いの。
少し高くして・・・それから、この変な声抜いて カラオケにしてちょうだい。
その後、何度かやり取りして、最後の最後、コンサートの数日前にやっと届いたカラオケがこれでした。
http://neko-loader.net/up/src/neko39110.mp3←クリック
もともと映像音楽専門なので、こういう「歌」は作ったことがなかったようです。
なので、本人も納得のいかない出来だったようでしたが、私を含め、アリエッタの仲間は思いを込めて歌いましたよ。
思いがこもれば、歌には命が吹き込まれます。
母の思いも加わって、花のように

その後、彼は 自分の納得いく「歌」を作りたくなって、三日三晩かけて「エミクトロブレイン」という曲を作って送ってくれました。
これは 前回の作品に比べたら、親の欲目無しに聞いても 良い出来だと思います。
何が良いかって、アリエッタには 全く不向きな歌だったからです。
自分が歌わない事を前提に聞けば、許容範囲も うんと広がりますからね♪
エミクトロブレインは 中学生か高校生の女の子に歌ってもらおうと思っています。
それは また後日にでも♪