2009年12月04日

感動!子ども話し方大会で“つながるいのち”

波多津小学校の教頭先生からお手紙が届きました。
その封筒には、あすかさんという6年生の女の子が書いた作文が同封されていました。

感動!子ども話し方大会で“つながるいのち”

あすかさんは、先日開催された「伊万里市子ども話し方大会」に学校代表で出場し、その時に発表したのがこの作文だったそうです。
内容が「つながるいのち」と我々アリエッタに関するものだったことから、教頭先生が知らせて下さったのでした。

その作文を読んで、私は涙が溢れました。

下地先生の「つながるいのち」と出会って約3年。
沢山の子ども達に歌い繋いで欲しいと思い、スクールコンサートで歌ってきました。
我々の願いどおり、どの小学校でも、とても大切に歌ってくれています。

「つながるいのち」は、小学生でも理解できる言葉で、メロディーも覚えやすく、優しさに溢れていて、本当に良い歌です。
なかしまなおやさんも、フォトスライドにこの歌を使ってくれました。 大人の心にも沁みいる歌なんですよね。

でも、一人ひとりの子どもの声というのは なかなか聞くチャンスがなく、小学生がどんな思いを持って この歌を歌ってくれているのか、本当にこの歌の持つメッセージが届いているのか、聞いてみたいと思っていたところだったんです。

そんな時でしたので、あすかさんの作文を読んで、胸がいっぱいになったのは言うまでもありません。
ここにご紹介いたしますね。

 私の通う波多津小学校では、今年 市内小学校音楽会に向けて、全校七十三名全員で「ラデツキー行進曲」の合奏に取り組みました。
合奏の練習は、二学期に入ってすぐに始まりました。私たちは、リズムにのることと、曲の強弱をつけることをめあてにして練習していきました。
 さて、この合奏に加えて、五・六年生は「つながるいのち」という歌の合唱の練習をしてきました。この曲は、去年、アリエッタさんというコーラスグループの皆さんから教えていただいた曲で、全校みんなが大好きな曲です。私たちは、この曲を去年の卒業式で歌い、今年の入学式でも歌いました。
 私にとっては、好きという以上に特別で、とても大切な歌です。去年、この曲を初めて聞いたとき、涙が出そうになりました。
「なぜ、生まれてきたの。誰もが思うの。ひとりさびしい時、そっと涙ぐむ。」
 最初の歌詞です。私は、この頃、友達とすこしうまくいってなくて、なんだか無視されているような気がして、悩んでいました。
 私は一人ぼっちだ。私のことをだれも分かってくれない。そんな暗い気持ちで毎日を過ごしていました。
 「大丈夫、守ってる。一人じゃないよ。」
 アリエッタさんの美しい歌声が、私に話しかけてきます。心がぽかぽかあたたまっていきました。私を見守ってくれる人たちがいるんだ。そうはげまされているようでした。元気をもらいました。勇気をもらいました。
 私も、この歌を歌うことで、一人でも多くの人たちに元気や勇気を伝えたいと思い、合唱の練習を続けていきました。
 しかし、先生に言われることは、「みんなは声はとってもきれい。でも、気持ちが伝わってこないよ。」という言葉でした。
 この歌の歌詞の意味を、聞く人に伝えていくことの難しさを感じました。
 そんな時、アリエッタさんが、なんと私たちに歌の指導をしてくださったのです。一つ一つことばの意味を説明しながらていねいに歌い方を教えてくださいました。私は、こんなに言葉を大切にしながら歌ったことはありませんでした。歌に表情をつけることを学びました。
 とても残念なことに、今年の小学校音楽会はインフルエンザが流行のために中止になってしまいました。一生懸命練習してきた合奏も合唱も、市民会館という大きなステージで発表することはできませんでした。
 しかし、私はみんなで合奏する楽しさと、元気をもらったり伝えたりすることのできる歌のすばらしさを知りました。
 この気持ちを大切に、これからも大好きな歌を歌っていきたいと思います。
 「ひとりじゃないよ。わたしの命。つながっているんだ、わたしの明日へ。」


話し方大会で、あすかさんは きっとこの歌を歌ってくれたのね。
本当にありがとう。
インフルエンザの影響で、市民会館のステージで歌うことができなかったのは 本当に残念だったけれど、きっとまた違う形で先生方がチャンスを作ってくれると思いますよ(ネ、先生♪)




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Posted by chil-chil  at 08:10 │Comments(5)愛する歌

この記事へのコメント
朝から、ジ~~ンときました。

ぜひ、波多津小の子供たちが歌う「つながるいのち」聞きたいです!!

あんぼMちゃんのお姉ちゃん!

なんとかしてください!!
Posted by 「ねこの時間」「ねこの時間」 at 2009年12月04日 08:17
思春期に誰もがぶつかる壁ですよね。
懐かしい切ない想いに涙がポロリ…。

私は、愛する夫と出会い、
二人の宝物である…
我が子を初めてこの腕に抱いた時…
私がこの世に生まれた意味を知りました。
夫と出会い…
この子たちに会う為に私は生まれてきたんだといつも想っています。
Posted by *まりも**まりも* at 2009年12月04日 10:36
自分もじーんっときました。
発表できるチャンスがなくなったことよりも、こうして歌によせる気持ちを膨らませてくれるなんて、とても胸を打ちました。
あすかさんにように、自分も自分の中での直球で生きていきたいです。^^
ありがとうございました。
Posted by 『なかしまなおや』です。 at 2009年12月04日 11:13
号泣してしまいましたよ~~~~

こんな風に感じてくれてるなんて、ほんとにうれしいですね。
よかった(あ~忙しくてあわててるから言葉が薄っぺらいです。。笑)

私の住むここ福岡の子供たちにも、是非!という声がちらほら。。
来年はさらに腹をくくらなければならないと思います。
ということは、今年よりもさらに忙しくなるということですよ、チルさん(苦笑)

昨日話したよね~もう少し余裕のスケジュールでいきたいよねって(笑)

12月は来年に備えて、部屋にこもって修行したいと思ってます(泣笑)
Posted by kyoko at 2009年12月04日 18:50
ねこちゃん♪

市民会館での演奏がなくなったので、私達も本当に残念に思ってたんです。
今度発表があったら一緒に聞きにいってね。


まりも様♪

>夫と出会い…
この子たちに会う為に私は生まれてきたんだといつも想っています

なんと素敵なコメントを・・・、ありがとうございます☆


なおやさん♪

ありがとうございます。なおやさんはいつも直球ですよね。そして純粋。あすかさんと同じです。


kyokoちゃん♪

本当に嬉しいよね。
私もね、言葉にしてしまうと薄っぺらくなってしまうのが悲しいの。
でも分かるよ、感動したよね。

忙しいのは大変だけれど、楽しい忙しさだから頑張れます。
福岡でもがんばるから、よろしくね。
Posted by chil-chilchil-chil at 2009年12月06日 21:23
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