2008年03月21日

なんと!

金子みすゞという童謡詩人を知ったのは、何年前だったでしょうか。

その後、みすゞさんに少しでも近づきたくて、二度ほど 山口県長門市(仙崎)に足を運びました。
そうでした。
二度目は、ちょうど みすゞ記念館が出来た時でした。
矢崎先生、そして みすゞさんの愛娘ふさえさんもおいでになっていて、お話を伺うこともできました。
中田喜直先生作曲の「ほしとたんぽぽ」のコンサートもありました。

それ以来、「ほしとたんぽぽ」という曲集は、まるで私の御守りのように いつも傍にあります。
もう 全曲 空で歌えるくらい 何度も歌ってきました。
が、一度とて 人様の前で歌ったことはありません。

どうしてか?

自信がないからです。
みすゞさんの思いを表現できてないような気がして、自信がないのです。
私なりの解釈で歌っているのですが、なんか違う気がするのです。

つい先日、3月10日、私は 歌のレッスンに 初めて この曲集を持っていきました。
その先生にレッスンを受けるのは2度目だったのですが、最初にお会いしたその時に、その先生が 私に言われたのでした。
あなた、「ほしとたんぽぽ」は歌わないの?合ってると思うけど。

私、飛び上がるくらい 驚いたのでした。
だって、私が一番大切に歌ってきた歌を 初めて会った人に指摘されたからです。
嬉しくて 嬉しくて 涙が出そうでした。

3月10日・・・「ほしとたんぽぽ」に収められている全曲を歌い、先生からの指導を受けました。
先生は、私以上に みすゞさんを熟知されていて、一曲一曲について、みすゞさんの詩だけではなく、作曲者の意図する音楽作りについても細やかに説明をして下さいました。
目から鱗とはこの事です。
人前ではとても歌えないという自信のなさの原因が 全て払拭されたような気がしました。

この曲集は 本当に貴女に合ってるわ。と言ってくださる先生に、私は 図々しくも こう答えました。

だって先生、私は きっと 前世では みすゞさんの友達だったような気がするのです。

あははは、神懸かり的だわね~(笑)と先生は笑われましたが、なんだか その時は そんな気がしたのでした。

今日・・・またみすゞさんの事を思っていて、ハッとしました。
3月10日という日は、なんと みすゞさんの命日だったのです。icon12

単なる偶然だとは とても思えないのです。
みすゞさんが この日を選んで、ずっとそばで聴いていてくれたような気がして仕方がないのです。

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今日のおやつ・・・「梅の花」の嶺岡わらびもち
なんと!



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Posted by chil-chil  at 22:31 │Comments(0)愛する歌

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