2008年12月03日
市民音楽祭①
伊万里の皆様♪
毎年、この時期に「市民音楽祭」が開催されているのをご存知ですか?
きっとご存知ない方もあるのではないでしょうか。
今年も市内の合唱団や器楽グループなど、16団体、約300名が演奏いたします。
我々アリエッタは、昨年末は研修期間だった為に 参加しませんでしたが、今年は参加させていただきます。
出演団体については、こちらをご覧下さいませ。
お誘い合わせの上、是非お運び下さい♪
という事で、これからアリエッタの練習なのですが・・・。
当日、私たち、衣装はどうするの?
と、3人で悩んでいる最中です。
新調しようと思って選びに行っても なかなか見あたらず・・・持ち合わせで何とかするしかないようです。
もう皆さん見飽きられた衣装ばかりだもんなぁ。。。
飽きられてないのもいくつもあるんですけど・・・やっぱ、TPOを考えた時、難しいんですよねぇ。
困った 困った。。。
もちょっと悩みましょう。
我々の演奏曲は、お馴染みのティアララルン♪の「トルコ行進曲」と「おかあさん」です。
ヴァイオリンの中島君もまたご一緒します。
何故か市民音楽祭の画像を持ってなくて、数年前の画像です。しかも、アリエッタではなくて、うちの合唱団の演奏写真です(^_^;)

毎年、この時期に「市民音楽祭」が開催されているのをご存知ですか?
きっとご存知ない方もあるのではないでしょうか。
今年も市内の合唱団や器楽グループなど、16団体、約300名が演奏いたします。
我々アリエッタは、昨年末は研修期間だった為に 参加しませんでしたが、今年は参加させていただきます。
12月7日(日)
開演12:30 入場無料
市民センター文化ホールにて
開演12:30 入場無料
市民センター文化ホールにて
出演団体については、こちらをご覧下さいませ。
お誘い合わせの上、是非お運び下さい♪
という事で、これからアリエッタの練習なのですが・・・。
当日、私たち、衣装はどうするの?
と、3人で悩んでいる最中です。
新調しようと思って選びに行っても なかなか見あたらず・・・持ち合わせで何とかするしかないようです。
もう皆さん見飽きられた衣装ばかりだもんなぁ。。。
飽きられてないのもいくつもあるんですけど・・・やっぱ、TPOを考えた時、難しいんですよねぇ。
困った 困った。。。
もちょっと悩みましょう。
我々の演奏曲は、お馴染みのティアララルン♪の「トルコ行進曲」と「おかあさん」です。
ヴァイオリンの中島君もまたご一緒します。
何故か市民音楽祭の画像を持ってなくて、数年前の画像です。しかも、アリエッタではなくて、うちの合唱団の演奏写真です(^_^;)
2008年12月02日
ヘビの脳が弱った子
昨日に引き続き、ちょっと重い話題になります。
ごめんなさい。
でも、ずっと心に引っかかってるので書かせて下さい。
私の教室では、この13日に発表会をします。
昨日の記事の子も、その日に向けて頑張ってきたのですが、ここへ来て、迷っているようです。
そしてまた、新たな悲鳴が聞こえてきました。
彼女は大人ですが、心がとても弱っています。
音楽は好きだし、歌も好きだから、何かやりたい!という気持ちは持っているのです。
が、どこか完璧主義なところがあるんでしょうね。
やるとなったら、構えてしまって、一歩を踏み出せないのです。
心の状態が上向きな時は、やる気に溢れているので、「私も何かやりたいです!」と言ってきます。
私としても、彼女がそんな気持ちになってる時に何かしてやりたいと思うので、mariちゃんと相談して、ゴスペルをやる事にしました。
合唱やソロで歌うのと違って、思いっきりお腹の底から声を出す・・・これが一番のストレス発散になると考えたからでした。
曲を決め、さあいよいよ練習にかかろうかという時になって、彼女の心は また下向きになっていました。
「歌いたい気持ちはあるのですが、先生にビシッとレッスンされそうで怖いし。。。」なんていうメールがきました。
「ビシッと・・」なんて、そんな訳ないでしょう~(^_^;)・・・と思ったけれど、それは単なる理由付けをしただけで、いざ何かをやろうと踏み出す事が怖いのです。
人に会うのも、考えただけで疲れるのでしょう。
暫くしたらまた「歌いたい」と言ってくるかもしれないので、そのまま練習は続ける事にしました。
彼女抜きでも7人は歌い手がいますので、立派なゴスペル隊ができました。
彼女が歌いたいと言えば、その中に包み込めば良いだけです。
準備は整っています。
一週間ほど前、また連絡がありました。
「何かをやりたい」という気持ちが見え隠れしていました。
なので、もう一度 誘ってみました。
そうしたら、「歌いたいです。練習時間を教えて下さい」という返事がきました。
彼女の為に練習時間を設定して連絡しました。
そして、一週間後、今度は電話がありました。
先生、私、今 鬱状態がひどくて、浮き沈みが激しいのです。
だから、こんな状態では練習できないし、行くと言ったり行かないと言ったり二転三転していては皆さんに迷惑をかけるので、今回はやはり止めておきます。
誰にも迷惑はかけないよ。
行くと言ったり行かないと言ったり・・・それで全然大丈夫だよ。来たかったら来るって みんなちゃんと分かってるよ。
来たくなかったら来なくていいの。 他の人の気持ちなんて心配しなくていいから。自分の事だけを考えて、自分のやりたいようにしたらいいの。 ちゃんとわかってるから、考えすぎないようにしてね。
私はそう答えました。
すみません・・・彼女はそう言って電話を切りました。
一歩踏み出すというのは、簡単なようで難しい。
「勇気」を出すというのは 大変な事です。
私は、昔から「勇気はなかなか出ないけれど、元気を出せば何でもできる」と自分に言い聞かせてきました。
でも、その「元気」さえ出せない人も沢山いるのです。
「元気を出せば何でもできる」なんて言いながら どんどん前に進めるというのは、なんと幸せな事なのかと、その子を見ていて思います。
子供の頃 いじめにあった子は「ヘビの脳」が弱ってしまうそうです。
「ヘビの脳」は「命を支える脳」です。これが弱ると生きる力が出ません。
自分の意志や感情だけでは どうにもならないのです。
だからこそ、まわりの手助けが必要なんだと思うのですが、何をどうしてあげれば良いのか・・・。
良かれと思ってした事が裏目にでる事もあります。
私に「やっぱり歌いに行けない」と電話してきた彼女は、私にどう答えて欲しかったのでしょうか。
電話やメールで優しい言葉をかけてあげる事は簡単だけれど、彼女が本当に求めている事は何なのか。
本人が言わない事を こうではないか、ああではないかと、考えてみるばかりの日々なのです。

ごめんなさい。
でも、ずっと心に引っかかってるので書かせて下さい。
私の教室では、この13日に発表会をします。
昨日の記事の子も、その日に向けて頑張ってきたのですが、ここへ来て、迷っているようです。
そしてまた、新たな悲鳴が聞こえてきました。
彼女は大人ですが、心がとても弱っています。
音楽は好きだし、歌も好きだから、何かやりたい!という気持ちは持っているのです。
が、どこか完璧主義なところがあるんでしょうね。
やるとなったら、構えてしまって、一歩を踏み出せないのです。
心の状態が上向きな時は、やる気に溢れているので、「私も何かやりたいです!」と言ってきます。
私としても、彼女がそんな気持ちになってる時に何かしてやりたいと思うので、mariちゃんと相談して、ゴスペルをやる事にしました。
合唱やソロで歌うのと違って、思いっきりお腹の底から声を出す・・・これが一番のストレス発散になると考えたからでした。
曲を決め、さあいよいよ練習にかかろうかという時になって、彼女の心は また下向きになっていました。
「歌いたい気持ちはあるのですが、先生にビシッとレッスンされそうで怖いし。。。」なんていうメールがきました。
「ビシッと・・」なんて、そんな訳ないでしょう~(^_^;)・・・と思ったけれど、それは単なる理由付けをしただけで、いざ何かをやろうと踏み出す事が怖いのです。
人に会うのも、考えただけで疲れるのでしょう。
暫くしたらまた「歌いたい」と言ってくるかもしれないので、そのまま練習は続ける事にしました。
彼女抜きでも7人は歌い手がいますので、立派なゴスペル隊ができました。
彼女が歌いたいと言えば、その中に包み込めば良いだけです。
準備は整っています。
一週間ほど前、また連絡がありました。
「何かをやりたい」という気持ちが見え隠れしていました。
なので、もう一度 誘ってみました。
そうしたら、「歌いたいです。練習時間を教えて下さい」という返事がきました。
彼女の為に練習時間を設定して連絡しました。
そして、一週間後、今度は電話がありました。
先生、私、今 鬱状態がひどくて、浮き沈みが激しいのです。
だから、こんな状態では練習できないし、行くと言ったり行かないと言ったり二転三転していては皆さんに迷惑をかけるので、今回はやはり止めておきます。
誰にも迷惑はかけないよ。
行くと言ったり行かないと言ったり・・・それで全然大丈夫だよ。来たかったら来るって みんなちゃんと分かってるよ。
来たくなかったら来なくていいの。 他の人の気持ちなんて心配しなくていいから。自分の事だけを考えて、自分のやりたいようにしたらいいの。 ちゃんとわかってるから、考えすぎないようにしてね。
私はそう答えました。
すみません・・・彼女はそう言って電話を切りました。
一歩踏み出すというのは、簡単なようで難しい。
「勇気」を出すというのは 大変な事です。
私は、昔から「勇気はなかなか出ないけれど、元気を出せば何でもできる」と自分に言い聞かせてきました。
でも、その「元気」さえ出せない人も沢山いるのです。
「元気を出せば何でもできる」なんて言いながら どんどん前に進めるというのは、なんと幸せな事なのかと、その子を見ていて思います。
子供の頃 いじめにあった子は「ヘビの脳」が弱ってしまうそうです。
「ヘビの脳」は「命を支える脳」です。これが弱ると生きる力が出ません。
自分の意志や感情だけでは どうにもならないのです。
だからこそ、まわりの手助けが必要なんだと思うのですが、何をどうしてあげれば良いのか・・・。
良かれと思ってした事が裏目にでる事もあります。
私に「やっぱり歌いに行けない」と電話してきた彼女は、私にどう答えて欲しかったのでしょうか。
電話やメールで優しい言葉をかけてあげる事は簡単だけれど、彼女が本当に求めている事は何なのか。
本人が言わない事を こうではないか、ああではないかと、考えてみるばかりの日々なのです。
タグ :ヘビの脳
2008年12月01日
自分が自分じゃない
「みんなちがってみんないい」という言葉は「あなたはあなたのままで良いんだよ」という事ですが、それが きちんと心に届くためには どう話せば良いのでしょうか。。。
昨日、ある中学生の女の子が「自分が自分じゃない」と言いました。
みんなの人気者でいるためには、いつも明るく、そしてちょっとひょうきんで、勉強も少し出来ないくらいがちょうど良くて。。。そんな風に演じながら学校生活を送っているうちに、苦しくてたまらなくなった。
一日の学校生活を終えて、途中までお友達と一緒に帰り、1人になった途端、何故だか分からないけれど、涙が溢れてしかたがない。
学校でも、お友達といつも一緒で楽しいようだけれど、例えば、トイレに行って1人になった時、何故だか分からないけれど、涙が出る。
小学校高学年の頃からそんな毎日を送り、中学生になってもまた そんな自分を演じてきて、とうとう、彼女は学校に行けなくなりました。
行けなくなってから、もう一年になろうとしています。
でも、私のところには週に一度、欠かさずに来てくれます。
たったの30分ですが、好きな音楽を楽しんで帰ります。
そして、私は、この一年間、彼女の心にある重くて黒いものに できるだけ触れないようにしてきました。
一週間に一度の30分間を楽しみにしているのだから、その時間、辛いことを忘れて音楽に浸って欲しいという気持ちがあったからでした。
同時に、触れてはいけない気がしたからでもあります。
いつかきっと 心のうちを話してくれる・・・そう思って待っていました。
でも、その時は なかなか来なかったのです。
昨日、彼女とのある会話を切っ掛けに、私は切り出してみました。
始めのうち、彼女は私の言葉を黙って聞いていましたが、スーッとひとすじの涙がこぼれたと思ったら、ホロホロホロと とめどなく溢れ始めました。
「こんなの本当の私じゃない」という思いを抱えながらも、演じる事は絶対に止められないのだと言います。
そうでなければ、友達から人気は得られない。
天然っぽいキャラは作られたものだったのに、最近では、それが自然に出てくるようになってしまい、それが自分では耐えられない。でも このままでいくしかない。
私は一体どこに行ってしまったの?どこへ行くの?どうしたらいいの?
そう言って ただただホロホロと涙をこぼすのです。
先生にこんな事話して、私は同情してもらおうとしてるのかもしれない。それもいや。 泣きながらそう言いました。
私はね、貴女が3歳の頃から ずっと見てきたよ。 どんな素敵な大人になるのか楽しみに見ている。これからもそうよ。 幸せな大人の女性になって欲しいと いつも願っているよ。
これは同情かな?愛情だよ。 先生は 貴女を愛しているよ。
そして、「あなたはあなたのままでいいの」だという事を、「あなたは1人じゃないんだ」という事を、私なりの言葉で話しました。
でも、先生の言葉として聞いてはくれたけれど、彼女の心に届いたかどうかはわかりません。
その後、ずっと二人で話しました。
私よりもずっと大きくなった彼女の手や足を撫でながら、泣きながら、話をしました。
みすゞさんの「みんなちがってみんないい」を 言葉で説明するのは簡単ですが、傷ついた心を癒すだけの力を持った言葉を発するのは とても難しいことです。
言葉だけで癒されるくらいの辛さならば、とっくに学校に行ってますよね。。。
私、今年中には 絶対に学校に行くっちゃん。決めてるとさ。
そんな風にきっぱりと言い切る彼女の心が痛々しくて、胸がしめつけられました。
だって、その言葉は、もう何ヶ月も前から、何度も聞いてますから。。。

昨日、ある中学生の女の子が「自分が自分じゃない」と言いました。
みんなの人気者でいるためには、いつも明るく、そしてちょっとひょうきんで、勉強も少し出来ないくらいがちょうど良くて。。。そんな風に演じながら学校生活を送っているうちに、苦しくてたまらなくなった。
一日の学校生活を終えて、途中までお友達と一緒に帰り、1人になった途端、何故だか分からないけれど、涙が溢れてしかたがない。
学校でも、お友達といつも一緒で楽しいようだけれど、例えば、トイレに行って1人になった時、何故だか分からないけれど、涙が出る。
小学校高学年の頃からそんな毎日を送り、中学生になってもまた そんな自分を演じてきて、とうとう、彼女は学校に行けなくなりました。
行けなくなってから、もう一年になろうとしています。
でも、私のところには週に一度、欠かさずに来てくれます。
たったの30分ですが、好きな音楽を楽しんで帰ります。
そして、私は、この一年間、彼女の心にある重くて黒いものに できるだけ触れないようにしてきました。
一週間に一度の30分間を楽しみにしているのだから、その時間、辛いことを忘れて音楽に浸って欲しいという気持ちがあったからでした。
同時に、触れてはいけない気がしたからでもあります。
いつかきっと 心のうちを話してくれる・・・そう思って待っていました。
でも、その時は なかなか来なかったのです。
昨日、彼女とのある会話を切っ掛けに、私は切り出してみました。
始めのうち、彼女は私の言葉を黙って聞いていましたが、スーッとひとすじの涙がこぼれたと思ったら、ホロホロホロと とめどなく溢れ始めました。
「こんなの本当の私じゃない」という思いを抱えながらも、演じる事は絶対に止められないのだと言います。
そうでなければ、友達から人気は得られない。
天然っぽいキャラは作られたものだったのに、最近では、それが自然に出てくるようになってしまい、それが自分では耐えられない。でも このままでいくしかない。
私は一体どこに行ってしまったの?どこへ行くの?どうしたらいいの?
そう言って ただただホロホロと涙をこぼすのです。
先生にこんな事話して、私は同情してもらおうとしてるのかもしれない。それもいや。 泣きながらそう言いました。
私はね、貴女が3歳の頃から ずっと見てきたよ。 どんな素敵な大人になるのか楽しみに見ている。これからもそうよ。 幸せな大人の女性になって欲しいと いつも願っているよ。
これは同情かな?愛情だよ。 先生は 貴女を愛しているよ。
そして、「あなたはあなたのままでいいの」だという事を、「あなたは1人じゃないんだ」という事を、私なりの言葉で話しました。
でも、先生の言葉として聞いてはくれたけれど、彼女の心に届いたかどうかはわかりません。
その後、ずっと二人で話しました。
私よりもずっと大きくなった彼女の手や足を撫でながら、泣きながら、話をしました。
みすゞさんの「みんなちがってみんないい」を 言葉で説明するのは簡単ですが、傷ついた心を癒すだけの力を持った言葉を発するのは とても難しいことです。
言葉だけで癒されるくらいの辛さならば、とっくに学校に行ってますよね。。。
私、今年中には 絶対に学校に行くっちゃん。決めてるとさ。
そんな風にきっぱりと言い切る彼女の心が痛々しくて、胸がしめつけられました。
だって、その言葉は、もう何ヶ月も前から、何度も聞いてますから。。。
