2008年06月22日
すが子さんからの手紙②
アリエッタ様
こんにちは。先日は素敵な歌声をありがとうございます。
あの時は、あんな思いもよらないプレゼントがいただけるとは想像もしていませんでした。
「お母さん」という曲は、直感で選んだのですが、実はあの日、お店に行く前、私の事が原因で母が悲しんでいる姿を見てきた後だったのです。
そんな母の事を思い出しながら、「今 私は この曲を選ぶの・・・!?」と苦笑いしたいような気分でいました。(歌っていただく前から、きっと「お母さんありがとう」って内容の歌なんだろうなと想像しましたから)。
でも、聞けて良かったです。
次の日、母にも「お母さんという歌を歌ってもらったよ」と話しました。
前回お聴きした時も、全体を通じて大変素晴らしいと思っていたけれど、今回は自分が「これ!」とチョイスした曲を一曲だけ歌ってもらえた事で、その一曲の中に、アリエッタさんの質の良さがピンポイントで集約されているような印象を受けました。
遅れて行って全体は聞けなかったけれど、プログラムが終わった後で、歌ってもらえた事自体滅多にない事で、「遅れてきてかえって得をしたんじゃないか」という気になりました。
(中略)
コンサートの後、我々のカメラマンが彼女にDVDを送ってくれたようでした。彼女はコーヒーと甘いものを準備して、ワイルドベリーと同じシチュエーションで見てくれたそうです。その感想を書いてくれています。
最初の「ピエ・イエズ」は、「この会場は響きが良いので、一曲目はこれを」とおっしゃっていましたが、見ていると、フワーッとするものがありました。
「ふるさとの四季」では、夏も近づく八十八夜という歌詞で始まる曲もあり、それを聞いていたら、一面の大きな田んぼになだらかな緑の山と青い空が広がる のどかな日本の風景が浮かんできました。この曲は 小さい頃はよく聞いていたけれど、今ではその存在すら忘れていた感じのするものでした。聴いていると、とても楽しく愉快なイメージでいっぱいになり「ふるさとの四季」全部を聴きたいなぁと思いました。
次に出演されるのは10月だとおっしゃっていたので、赤いイメージの曲(私の中で、秋は赤のイメージなのです)を思い浮かべて、一人で楽しくなりました。
「つながるいのち」は、お聴きするのが二度目でしたが、映像で聴くと、多少客観的という事もあり、歌詞に集中して聴きました。
今回はバラエティ豊かで かなり充足感の深い内容だったなぁと思いました。
全プログラムが終わってお疲れのところ、あの日は 歌って頂き ほんのにありがとうございました。感謝します。
10月にまたお会いしましょう。
すが子さんからの手紙は、こんな内容でした。
小さな文字で便せん4枚にわたって 丁寧に書いて下さっていました。
ワイルドベリーのコンサートは一時間弱なのですが、すが子さんは、あの日遅れて来られたといえ、時間の都合をつけて飛び込んで来て下さったのだし、その上、また後日、DVDを見るために、ワイルドベリーと同じ環境を整えて しっかり聴いて下さったのでした。
それだけではなく、もう一度 その映像と声を思い出しながら、お手紙まで書いて下さったのです。
我々の歌を聴くために、彼女の大切な時間とエネルギーを惜しみなく使っていただいた事にまず感謝します。
そして、一曲一曲を聴きながら、我々が歌を通して伝えたいと思っている事を、心を全開にして受けとめて下さった事が 何よりも嬉しいのです。
それは すが子さんが人一倍音楽好きであること、そして素晴らしい感受性をお持ちであるからかもしれませんが、我々演奏する側の責任を強く感じる切っ掛けにもなりました。
すが子さんのお手紙を通して、演奏者が思っている以上に、お客さまは一生懸命聴いて下さっているのだと知りました。
歌っている私達の思いは「伝えたい思い」でいっぱいですが、それが自己満足(ひとりよがり)で終わってないか、とても心配なのです。
なので、お客さまの目を見て それを確認したいのかもしれません。お顔を見ると、どんな気持ちで聴いて下さってるかが分かるからです。
結局、「伝えたい」つもりが、伝えてもらっているのは我々の方なのです。
私たちが歌で問いかける。
そうすると、お客さまが視線や表情で返して下さる。
それが嬉しくて また歌いたいと思う。
コンサートの度に、次への原動力と情熱の補給をしていただいているようですね。
本当にありがとうございます


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こんにちは。先日は素敵な歌声をありがとうございます。
あの時は、あんな思いもよらないプレゼントがいただけるとは想像もしていませんでした。
「お母さん」という曲は、直感で選んだのですが、実はあの日、お店に行く前、私の事が原因で母が悲しんでいる姿を見てきた後だったのです。
そんな母の事を思い出しながら、「今 私は この曲を選ぶの・・・!?」と苦笑いしたいような気分でいました。(歌っていただく前から、きっと「お母さんありがとう」って内容の歌なんだろうなと想像しましたから)。
でも、聞けて良かったです。
次の日、母にも「お母さんという歌を歌ってもらったよ」と話しました。
前回お聴きした時も、全体を通じて大変素晴らしいと思っていたけれど、今回は自分が「これ!」とチョイスした曲を一曲だけ歌ってもらえた事で、その一曲の中に、アリエッタさんの質の良さがピンポイントで集約されているような印象を受けました。
遅れて行って全体は聞けなかったけれど、プログラムが終わった後で、歌ってもらえた事自体滅多にない事で、「遅れてきてかえって得をしたんじゃないか」という気になりました。
(中略)
コンサートの後、我々のカメラマンが彼女にDVDを送ってくれたようでした。彼女はコーヒーと甘いものを準備して、ワイルドベリーと同じシチュエーションで見てくれたそうです。その感想を書いてくれています。
最初の「ピエ・イエズ」は、「この会場は響きが良いので、一曲目はこれを」とおっしゃっていましたが、見ていると、フワーッとするものがありました。
「ふるさとの四季」では、夏も近づく八十八夜という歌詞で始まる曲もあり、それを聞いていたら、一面の大きな田んぼになだらかな緑の山と青い空が広がる のどかな日本の風景が浮かんできました。この曲は 小さい頃はよく聞いていたけれど、今ではその存在すら忘れていた感じのするものでした。聴いていると、とても楽しく愉快なイメージでいっぱいになり「ふるさとの四季」全部を聴きたいなぁと思いました。
次に出演されるのは10月だとおっしゃっていたので、赤いイメージの曲(私の中で、秋は赤のイメージなのです)を思い浮かべて、一人で楽しくなりました。
「つながるいのち」は、お聴きするのが二度目でしたが、映像で聴くと、多少客観的という事もあり、歌詞に集中して聴きました。
今回はバラエティ豊かで かなり充足感の深い内容だったなぁと思いました。
全プログラムが終わってお疲れのところ、あの日は 歌って頂き ほんのにありがとうございました。感謝します。
10月にまたお会いしましょう。
すが子さんからの手紙は、こんな内容でした。
小さな文字で便せん4枚にわたって 丁寧に書いて下さっていました。
ワイルドベリーのコンサートは一時間弱なのですが、すが子さんは、あの日遅れて来られたといえ、時間の都合をつけて飛び込んで来て下さったのだし、その上、また後日、DVDを見るために、ワイルドベリーと同じ環境を整えて しっかり聴いて下さったのでした。
それだけではなく、もう一度 その映像と声を思い出しながら、お手紙まで書いて下さったのです。
我々の歌を聴くために、彼女の大切な時間とエネルギーを惜しみなく使っていただいた事にまず感謝します。
そして、一曲一曲を聴きながら、我々が歌を通して伝えたいと思っている事を、心を全開にして受けとめて下さった事が 何よりも嬉しいのです。
それは すが子さんが人一倍音楽好きであること、そして素晴らしい感受性をお持ちであるからかもしれませんが、我々演奏する側の責任を強く感じる切っ掛けにもなりました。
すが子さんのお手紙を通して、演奏者が思っている以上に、お客さまは一生懸命聴いて下さっているのだと知りました。
歌っている私達の思いは「伝えたい思い」でいっぱいですが、それが自己満足(ひとりよがり)で終わってないか、とても心配なのです。
なので、お客さまの目を見て それを確認したいのかもしれません。お顔を見ると、どんな気持ちで聴いて下さってるかが分かるからです。
結局、「伝えたい」つもりが、伝えてもらっているのは我々の方なのです。
私たちが歌で問いかける。
そうすると、お客さまが視線や表情で返して下さる。
それが嬉しくて また歌いたいと思う。
コンサートの度に、次への原動力と情熱の補給をしていただいているようですね。
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