2009年09月27日

一週間が過ぎて・・・

コンサートが無事に終わり、多くの皆様からの温かいお言葉を頂戴して、これまでのアリエッタの軌跡を一つの集大成として残せたことに満足し、肩の荷が下りた気がしています。
我々自身も とても楽しく 素晴らしいひと時を過ごさせていただきました。

しかし、一週間が過ぎてみると、反省点も見えてきました。
また、コンサートが終わった直後までは、「これから更に頑張ろう!」とやたら意気込んでいましたが、少し落ち着いて 今後のことを考えるようになりました。

「頑張る頑張るって、何を頑張るの?」
私自身の歌の勉強や、歌への思いは何も変わる事はありません。はっきりしています。
けれど、「アリエッタ」の方向性は?「アリエッタ」は何を頑張るのか?
それを具体的に考えてみたとき、私一人のアリエッタではないので当然のことなのですが、実は 何も決まっていないのでした。

多分、それぞれの考えは有るはずです。
これから どうしたいのか。。。どう足並みを揃えて前に進むのか?
これから、ちゃんと話し合わなければならないと思います。

このコンサートに来て下さった皆様の、たとえば100人のうち100人全てが我々を認めて下さったか?といえば、そうではないと思います。
何かしら不満を持ってお帰りになった方もあるでしょう。
実際、「こうしたら もっと良くなるんじゃない?」という声も聞かせていただいております。そういった意見は貴重であり、耳を傾けなければならないことでもあります。

ただそれは、あくまでも その方の主観に沿った意見であり、それが必ずしもアリエッタの方向性に関与していくものではないと 私は思っています。
全ては 我々自身が決めていくべき事であるからです。

と言いつつ・・・迷いますね。。。心が揺れますね。
ちょっとした一言に グサッと傷つきますね。
今まで一生懸命やってきた事はなんだったんだろう・・・と、そこまで落ちちゃったりしますね。

でも、やっぱり違うんだ。。。と我にかえる。
「アリエッタ」を本気で愛しているのは、私達自身なのだから、無責任な少数意見に惑わされることはないのだ。。。と。
その繰り返しです。

このところ、その事を含めて、一人で色々と考えていました。
私にとっては「今」が一番大切な時なので、迷ってフラフラしてられないから・・・。

そんな私の迷いを知るはずもないのに、先日いただいたnishidaさんからのメールにこんな事が書かれていました。
一部をご紹介します(nishidaさんの了解もなしにface07

一つの色に染まらず、これからもイメージを広げて、色んな歌を唄い続け てください。
つまり聴き手を意識せず、チルさん個人の内面に向かってイメージの翼を 広げていってほしいと思います。次なる飛躍がそこにあると思います。
そして聴衆はそ んなチルさんの姿にきっと魅了される事でしょう。


あまりにもタイムリーな言葉に、何度も何度も読みかえしました。
聴き手を意識するというのは、ある部分大切なことだと私は思っています。お客様に「来て良かった」と喜んで頂けるコンサートにしたいと常々考えています。
でも、意識しすぎると、今の状態のような私になるのです。

自分自身の内面に向ってイメージの翼をひろげる・・・・。

ありがとうございますicon12

コンサート最後の曲「誰も寝てはならぬ」のシーン♪一週間が過ぎて・・・






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Posted by chil-chil  at 08:37 │想い