2012年02月18日
天使のような歌ごえは、いつもあたしの心に・・・
yukiちゃんは、小さい頃から私のコンサートに来てくれてました。
でも私がそれを知ったのは、ほんの2年前の事、彼女が養護学校の高等部になってからでした。
とっても人懐こくて、おしゃべり好きで、甘えん坊で、礼儀正しくて、愛すべき要素を山ほど持った女の子で、すぐに仲良しになりました。
彼女は詩を書いたり朗読するのが得意です。
朗読会では、素晴らしい才能を発揮して、感動的な発表をしました。
言葉は時々たどたどしくなるけれど、決して独りよがりではない、客席の一人一人に語りかけるような朗読で、聴く人の心を捉えるのです。
初めて聴いた時は、私も胸がいっぱいになって涙が溢れたのを覚えています。
その子が、最近 体調を悪くして 入院している事を聞きました。
今日はお休みでしたので、会いに行って来ました。
病室の扉を開けて私が顔を覗かせると、それはもう大喜びしてくれました。
とっさに彼女は歌い始めました。
以前、彼女の詩に私がメロディーをつけてあげた歌でした。
そして、私の手をとって こう言ってくれたのです。
わじませんせい、あなたの天使のような歌ごえは、いつもいつも あたしの心に とどいています。いつも心にひびきわたっていますよ
私は、思わず泣きそうになりました。
なんて可愛い事を言ってくれるんでしょう
。
彼女と話していると、この子は 人の心の一番純粋で美しい部分だけで生きているんだと感じます。
誰に対しても、いつも気遣い、優しい気持で接しています。
病院で折り鶴を折って、その一つ一つに「長生きしてくださいね」とメッセージを書いてるんです。
高齢の方のみならず、若い人にもそれをプレゼントしてるから可笑しいんですよ~、ってお母様は笑ってらっしゃったけど、yukiちゃんには相手の年齢は関係ないんだもんね。若い人だってお年寄りだって み~んな長生きして欲しいのね。
おばあちゃんが来て看病してくれているのですが、おばあちゃんに対する感謝の言葉も忘れません。
あたしが赤ちゃんの時、ばあちゃんがガーゼにミルクをひたして飲ませてくれたから、今あたしは恩返しをしています。
おばあちゃんは、本当に嬉しそうでした。
yukiちゃんが とっても体調が悪い時、うつ伏せになって苦しみながら、お母さんにこう言ったそうです。
あたしが小さい時からずっと おかあさんにしんぱいばかりかけてきたね。ごめんね。
あたしが ダウン症に生まれてきたから ごめんなさい。
お母さんは、「yukiちゃんだったから、お母さんは幸せをいっぱいもらったよ。」と何度も言われたそうです。
でも私がそれを知ったのは、ほんの2年前の事、彼女が養護学校の高等部になってからでした。
とっても人懐こくて、おしゃべり好きで、甘えん坊で、礼儀正しくて、愛すべき要素を山ほど持った女の子で、すぐに仲良しになりました。
彼女は詩を書いたり朗読するのが得意です。
朗読会では、素晴らしい才能を発揮して、感動的な発表をしました。
言葉は時々たどたどしくなるけれど、決して独りよがりではない、客席の一人一人に語りかけるような朗読で、聴く人の心を捉えるのです。
初めて聴いた時は、私も胸がいっぱいになって涙が溢れたのを覚えています。
その子が、最近 体調を悪くして 入院している事を聞きました。
今日はお休みでしたので、会いに行って来ました。
病室の扉を開けて私が顔を覗かせると、それはもう大喜びしてくれました。
とっさに彼女は歌い始めました。
以前、彼女の詩に私がメロディーをつけてあげた歌でした。
そして、私の手をとって こう言ってくれたのです。
わじませんせい、あなたの天使のような歌ごえは、いつもいつも あたしの心に とどいています。いつも心にひびきわたっていますよ

私は、思わず泣きそうになりました。
なんて可愛い事を言ってくれるんでしょう


彼女と話していると、この子は 人の心の一番純粋で美しい部分だけで生きているんだと感じます。
誰に対しても、いつも気遣い、優しい気持で接しています。
病院で折り鶴を折って、その一つ一つに「長生きしてくださいね」とメッセージを書いてるんです。
高齢の方のみならず、若い人にもそれをプレゼントしてるから可笑しいんですよ~、ってお母様は笑ってらっしゃったけど、yukiちゃんには相手の年齢は関係ないんだもんね。若い人だってお年寄りだって み~んな長生きして欲しいのね。
おばあちゃんが来て看病してくれているのですが、おばあちゃんに対する感謝の言葉も忘れません。
あたしが赤ちゃんの時、ばあちゃんがガーゼにミルクをひたして飲ませてくれたから、今あたしは恩返しをしています。
おばあちゃんは、本当に嬉しそうでした。
yukiちゃんが とっても体調が悪い時、うつ伏せになって苦しみながら、お母さんにこう言ったそうです。
あたしが小さい時からずっと おかあさんにしんぱいばかりかけてきたね。ごめんね。
あたしが ダウン症に生まれてきたから ごめんなさい。
お母さんは、「yukiちゃんだったから、お母さんは幸せをいっぱいもらったよ。」と何度も言われたそうです。
お母様は、いつも前向きで明るくて、yukiちゃんと一緒にいる事が楽しくて仕方ないといつもおっしゃってるのに、それでもyukiちゃんはそんな事を考えていたのですね。
今日のyukiちゃんは、とっても元気で、ずっと楽しくお喋りをしてくれました。
全く病気の気配さえ感じさせない程でした。
このまま どんどん良くなってくれたらいいなぁ。
元気になったら・・・。
お母様と話してる夢があるんです。
彼女の持っている素敵な世界を形にしたいのです。
後ろ髪をひかれながら帰る時、お母さんと一緒に歩いて玄関までお見送りをしてくれました。
会った時のハグは優しく包み込む感じですが、お別れの時はいつも しがみつくような強いハグをしてくれます。
透明な彼女の心は、どんな時もガラス張り。
別れの寂しさもまた、一点の曇もなく yukiちゃんのすべてが「さびしい」になってしまうのね。
私に「天使」と言ってくれるyukiちゃん。
あなたこそ ほんとうの天使だよ。
なんともいえない愛くるしい笑顔で記念撮影
