2011年02月15日

ヘビの脳の話

昨日、チョコレートを買いに行って、昔の生徒さん姉妹に偶然会ったと書きましたね。
私は、その妹の顔を両手で包んで、彼女の名前を呼びながら何度も両頬を撫で回しました。
18歳になった彼女は、私にされるがまま、じっとして照れくさそうに笑っていました。
私がいつもそうするから慣れてるのね。

彼女はこの春高校を卒業します。
でも、中学校にちゃんと通ったのは 最初の一ヶ月ほどでした。
卒業するまでの三年間は、今思いだしても胸が苦しくなるような日々が続いたのです。

同級生に聞いても、それは「いじめ」ではなかったと言うんです。
でも、本人は「いじめ」だと感じ、苦しんでいた。
どうして 食い違うのでしょうか。

もしそれが「いじめ」だったとしても、いじめられる方にも原因があるのだと言われました。
本当にそうでしょうか。

「わたしのいもうと」をいじめの教材として使われている先生に聞いた事があります。
「ヘビの脳」の話です。

人間の脳の根っこの部分には「ヘビの脳」と呼ばれる部分があるそうです。
ヘビなどの爬虫類の脳はこの部分だけしかなく、ここは、食べる、呼吸をする、排泄をするといった生きていく基本の大切なことを指示する脳です。

その上に「ネコの脳」があり、ここは喜んだり、怒ったり、悲しんだりといった感情を出す脳です。

そして、その上にあるのが「ヒトの脳」で、覚えたり、考えたり、話したりする部分です。

さて、悪口を言われたり、いじめたりされると、なんと一番根っこの「ヘビの脳」がダメージを受けるのだそうです。要するに、食べようとか呼吸をしようという力が弱くなってしまうんです。
根っこの「ヘビの脳」が弱くなってしまうと、その上にあるネコの脳やヒトの脳も弱くなってきます。
悪口を言ったり、いじわるをする事は、その人の生きる力を奪ってしまうのと同じなのです。

いじめをする方は、軽い気持ちで言った悪口だったりいじわるだったりするかもしれないけれど、される方は 想像を絶するダメージを受けているのだとすれば、「いじめられる側にも問題がある」なんて残酷な事言えませんよね。。。

昨日、彼女に会って、こうして立ち直れた事が奇跡のような気がしました。
あの頃の 彼女の苦しみと慟哭を忘れることは出来ませんから・・・。

でも、手首にあった無数の傷はすっかり消えて、ふっくらとした頬はとても柔らかだった。
「わたしのいもうと」の妹さんのようにならなくて本当に良かった。

たまには近況を連絡してよ。どうしてるのかと思ってたよ。
でも、連絡がないのは元気な証拠と思ってたよ。
なんかあったら絶対連絡あるもんね。

夜中にしょっちゅう電話がかかってきてた頃を思い出しながら言いました。

うん、そう。 元気だった。 と彼女はにっこり笑って答えました。

「わたしのいもうと」を歌おうとしている時に彼女に再会した事で、不思議な縁を感じました。
来週、呉先生に この曲をどう作っていけば良いのか指導を受けます。
皆様に聞いていただける歌に仕上がりますように。。。







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Posted by chil-chil  at 22:37 │Comments(0)想い

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