2011年10月27日
無力感
小学校高学年の女の子が言うんです。
「うちの学校はいじめが多い」って。
「どんないじめなの?」と聞いたら、「色々さ。」と答える。
「先生は知ってるの?」と聞いたら、「知らんやろ、わからんとさ」
彼女が言うには、誰の目から見ても『いじめ』と感じるものから、傍から見れば からかい半分のようなものまで色々ありすぎて(?)逆にわかりにくいという事らしいです。「先生もいじめ探しばっかりしてるわけじゃないからね」って。。
「じゃあ、先生に教えてあげた方がいいんじゃないの?」と私が言うと、「あたしもいじめられてるのに、他の人のことは知らんさ」と。。。
「いじめられてるの?どんなふうに?」と詳しく話を聞いても、良くわかりません。
第三者の大人の目線で聞けば、被害妄想のような気もするし・・・でも本人がそう感じているのだから、やっぱりそうなんだろう。。。とも思う。
「誰も遊ぶ人がいない」と言ってるかと思えば、お友達と遊んだ話をする。。。う~ん、わからない。
つい先日、友人から「うちの子がいじめられてたの。ほんとに腹が立つ。」と聞かされました。
私も週に一度は会ってたお子さんだったのですが、そんな素振りを全く見せてなかったので驚きました。
私も全然気がつかなかったし、親御さんも、そうだったみたいで、たまたまその現場を通りかかって知り、ショックを受けたそうです。
そこでお子さんを問いただしても、なかなか本当の事を話してくれなかったと。。。
子どもに限らず、大人でも、自分がつらい目に遭ってる事は、人には話したくないものです。
ましてや、いじめとなると、親に話せば どんなにか心配する事はわかっているから、子どもながらに親心を心配して言えないんですよね。
それに、自分の置かれている状況を、現実のものとして受け止めたくないものだから、言葉にしてしまうのが怖いのかもしれません。
そうすると、大人が気がつかないままになってしまう。友人のお子さんの場合は、早く気がついたから良かったけれど。。。
「うちの子がいじめられていた。腹が立つ」と、心から憤慨しているのが感じられましたが、それはいじめた子に対してと、それに気が付かなかったサポート役の大人に対してでしょう。
親であれば、本当に「腹が立つ」でしょうね。
大切な宝物が傷つけられているのですから、腹立たしい事限り有りません。
中学時代を不登校で過ごした高校生の女の子が、最近再び「歌を歌いたい」と言い出しました。
以前、ピアノを弾かなくなり「歌を歌いたい」と言い出した時、「もしかしたら 学校に行ってないのかもしれない」と気がついた事があったけれど、やっと克服して、高校生活もあとわずかとなったのに。。。また「歌を歌いたい」と言い出したのですから、私の心は穏やかではいられません。
でもまだ 何も聞けずにいます。杞憂であれば良い・・・と願っているだけです。
同様に、中学時代を不登校で過ごし、もう30代になった子がいます。
つい先日もメールがきました。
「仕事に行っても すぐに体調が悪くなって すぐに辞めてしまうことの連続で、この年になっても まだ親のすねかじって 情けなくて泣けてしまう」と。
一度受けた心の傷が、こんな風に何十年経っても癒せない事があるんです。だからこわい。
私ができることと言えば、「頑張って」とは言わず、言葉を尽くして 励ますことだけ。
そして今夜、更にショッキングな話を聞きました。
どれもこれも、なんという無力感でしょうか・・・。
「うちの学校はいじめが多い」って。
「どんないじめなの?」と聞いたら、「色々さ。」と答える。
「先生は知ってるの?」と聞いたら、「知らんやろ、わからんとさ」
彼女が言うには、誰の目から見ても『いじめ』と感じるものから、傍から見れば からかい半分のようなものまで色々ありすぎて(?)逆にわかりにくいという事らしいです。「先生もいじめ探しばっかりしてるわけじゃないからね」って。。
「じゃあ、先生に教えてあげた方がいいんじゃないの?」と私が言うと、「あたしもいじめられてるのに、他の人のことは知らんさ」と。。。
「いじめられてるの?どんなふうに?」と詳しく話を聞いても、良くわかりません。
第三者の大人の目線で聞けば、被害妄想のような気もするし・・・でも本人がそう感じているのだから、やっぱりそうなんだろう。。。とも思う。
「誰も遊ぶ人がいない」と言ってるかと思えば、お友達と遊んだ話をする。。。う~ん、わからない。
つい先日、友人から「うちの子がいじめられてたの。ほんとに腹が立つ。」と聞かされました。
私も週に一度は会ってたお子さんだったのですが、そんな素振りを全く見せてなかったので驚きました。
私も全然気がつかなかったし、親御さんも、そうだったみたいで、たまたまその現場を通りかかって知り、ショックを受けたそうです。
そこでお子さんを問いただしても、なかなか本当の事を話してくれなかったと。。。
子どもに限らず、大人でも、自分がつらい目に遭ってる事は、人には話したくないものです。
ましてや、いじめとなると、親に話せば どんなにか心配する事はわかっているから、子どもながらに親心を心配して言えないんですよね。
それに、自分の置かれている状況を、現実のものとして受け止めたくないものだから、言葉にしてしまうのが怖いのかもしれません。
そうすると、大人が気がつかないままになってしまう。友人のお子さんの場合は、早く気がついたから良かったけれど。。。
「うちの子がいじめられていた。腹が立つ」と、心から憤慨しているのが感じられましたが、それはいじめた子に対してと、それに気が付かなかったサポート役の大人に対してでしょう。
親であれば、本当に「腹が立つ」でしょうね。
大切な宝物が傷つけられているのですから、腹立たしい事限り有りません。
中学時代を不登校で過ごした高校生の女の子が、最近再び「歌を歌いたい」と言い出しました。
以前、ピアノを弾かなくなり「歌を歌いたい」と言い出した時、「もしかしたら 学校に行ってないのかもしれない」と気がついた事があったけれど、やっと克服して、高校生活もあとわずかとなったのに。。。また「歌を歌いたい」と言い出したのですから、私の心は穏やかではいられません。
でもまだ 何も聞けずにいます。杞憂であれば良い・・・と願っているだけです。
同様に、中学時代を不登校で過ごし、もう30代になった子がいます。
つい先日もメールがきました。
「仕事に行っても すぐに体調が悪くなって すぐに辞めてしまうことの連続で、この年になっても まだ親のすねかじって 情けなくて泣けてしまう」と。
一度受けた心の傷が、こんな風に何十年経っても癒せない事があるんです。だからこわい。
私ができることと言えば、「頑張って」とは言わず、言葉を尽くして 励ますことだけ。
そして今夜、更にショッキングな話を聞きました。
どれもこれも、なんという無力感でしょうか・・・。
タグ :いじめ
Posted by chil-chil
at 00:18
│想い