2009年05月17日
スマイル
今日はずっと仕事をしていました。
夕方、最後の子は高校生で歌のレッスンでした♪
発声練習にコールユーブンゲンを歌っている時、私に視界に その子の眼から大粒の涙がポロポロ零れ落ちるのが見えました。
ドキッとして、一瞬 歌うのをやめて「どうしたの?」と聞こうかと思ったのですが、まだ前の時間の子が迎え待ちでソファーに座ってたので、気がつかないふりして そのまま歌いました。
前の時間の子を送り出し、部屋に戻ってみると、その子の背中はピクピクと揺れて、さっきの涙は嗚咽に変わっていました。
10分ほど経ったでしょうか・・・少し落ち着いた頃、「何かあったの?」と聞いてみたんです。
実は、彼女の涙を見るのは初めてではありません。
中学生の頃、時々こういうことがありました。
繊細な心の持ち主で、レッスンにも気を遣っていたものです。
後々彼女が話してくれたのは、「中学生のころは、“まじめでおとなしい性格”というレッテルを貼られて、それに雁字搦めになっていて苦しかった。だから、高校は、同じ中学の同級生が誰も行かない学校を選んだ。そこで、ありのままの自分をさらけ出すことができ、学校生活もとても楽しい」そう言ってたのでしたが・・・。
涙の原因は、学校生活での友達関係でした。
ありのままの自分を出していても、友人関係で悩むことはあるでしょう。
繊細な彼女は、そのつらさを胸にいっぱいためていたようでした。
私と歌っているうちに、それが溢れて止まらなくなったのでしょうね。
ゆっくり話を聞き、私なりの見解を話しました。
そうするうちに、あっという間に一時間、彼女のレッスン時間は終わってしまいました。(お母様、ごめんなさい)
最後に一曲歌って終わろうね♪
彼女の好きな「スマイル」を歌いました。
その頬を涙で濡らさないで、君の心にひかりをという歌詞から始まり君の笑顔が一番好きなんだ。君の笑顔がみんなを幸せにする。 だから 笑っていて この青空の下で。君よ強くなれ というメッセージが何度もくり返されています。
最初に聞いた時から大好きになって、アリエッタでも歌っています。
歌い始めると、この歌詞が心に響いたのでしょう。
再び彼女は泣き出し、私も胸がいっぱいになり、二人して泣きながら、それでも最後まで力いっぱい歌いました。
この歌のとおりよ。○○ちゃんの笑顔は本当に可愛いの。だからいつも笑っていて欲しいな。。。
そう言って、ハグして、背中をトントン叩いてあげました。
先生、ありがとうございます。。。
にっこり笑って帰る姿を見送って、また涙が零れました。
何にもしてあげられないけれど、あぁ、この子にも どうか 雪崩のような幸せが押し寄せますように・・・。
願うことは そればかりですね。
それしか出来ませんね。。。
スマイルといえばこの子の笑顔を思い出します
最近連絡ないけれど、元気にしてますか~?
夕方、最後の子は高校生で歌のレッスンでした♪
発声練習にコールユーブンゲンを歌っている時、私に視界に その子の眼から大粒の涙がポロポロ零れ落ちるのが見えました。
ドキッとして、一瞬 歌うのをやめて「どうしたの?」と聞こうかと思ったのですが、まだ前の時間の子が迎え待ちでソファーに座ってたので、気がつかないふりして そのまま歌いました。
前の時間の子を送り出し、部屋に戻ってみると、その子の背中はピクピクと揺れて、さっきの涙は嗚咽に変わっていました。
10分ほど経ったでしょうか・・・少し落ち着いた頃、「何かあったの?」と聞いてみたんです。
実は、彼女の涙を見るのは初めてではありません。
中学生の頃、時々こういうことがありました。
繊細な心の持ち主で、レッスンにも気を遣っていたものです。
後々彼女が話してくれたのは、「中学生のころは、“まじめでおとなしい性格”というレッテルを貼られて、それに雁字搦めになっていて苦しかった。だから、高校は、同じ中学の同級生が誰も行かない学校を選んだ。そこで、ありのままの自分をさらけ出すことができ、学校生活もとても楽しい」そう言ってたのでしたが・・・。
涙の原因は、学校生活での友達関係でした。
ありのままの自分を出していても、友人関係で悩むことはあるでしょう。
繊細な彼女は、そのつらさを胸にいっぱいためていたようでした。
私と歌っているうちに、それが溢れて止まらなくなったのでしょうね。
ゆっくり話を聞き、私なりの見解を話しました。
そうするうちに、あっという間に一時間、彼女のレッスン時間は終わってしまいました。(お母様、ごめんなさい)
最後に一曲歌って終わろうね♪
彼女の好きな「スマイル」を歌いました。
その頬を涙で濡らさないで、君の心にひかりをという歌詞から始まり君の笑顔が一番好きなんだ。君の笑顔がみんなを幸せにする。 だから 笑っていて この青空の下で。君よ強くなれ というメッセージが何度もくり返されています。
最初に聞いた時から大好きになって、アリエッタでも歌っています。
歌い始めると、この歌詞が心に響いたのでしょう。
再び彼女は泣き出し、私も胸がいっぱいになり、二人して泣きながら、それでも最後まで力いっぱい歌いました。
この歌のとおりよ。○○ちゃんの笑顔は本当に可愛いの。だからいつも笑っていて欲しいな。。。


先生、ありがとうございます。。。


何にもしてあげられないけれど、あぁ、この子にも どうか 雪崩のような幸せが押し寄せますように・・・。
願うことは そればかりですね。
それしか出来ませんね。。。
スマイルといえばこの子の笑顔を思い出します


タグ :スマイル
息子のピアノのレッスンに付き添ってた頃、先生は恐ろしいという印象があったのですが…
そんな感情すら受け止めていただけるなんて親ごさんにとっても有難いことだと思いますよ。
歌は人と人の心を繋ぐ架け橋ですね♪
チルさんのお声はハートに響く声なんですもの・・・
高校生の女の子 多感な時期ですが、どうか強く生きてほしいと思いますね。祈るのみです。
お母さんも 歌のレッスン以上に、心のケアをしていただいて
喜んでおられると思いますよ。
>歌は人と人の心を繋ぐ架け橋♪
良い事おっしゃいますね~。本当にその通りだと思います。
でも、私には何もしてあげられないのです。。。
さっちゃん♪
いえいえ・・・私は何も出来ないんです。「辛いねぇ」と一緒に泣くだけで・・・無力なんです。。。
チルさんのレッスンは心の病で行く保健室のような場所ですね…
いい先生に当たって生徒は幸せですね。