2009年04月28日

お久しぶりの“みすゞさん”

今日は朝から頭痛に悩まされ、身体も重く、あとで考えてみたら、どうも熱があったようでした。
午前中、母を病院に迎えに行った後、お昼過ぎには自宅に戻り、ソファーにちょっと横になった途端、睡魔に襲われ、気がついたら二時間経っていました。

途中、息子が「寝ても寝ても寝足りないって感じだね」と声をかけたのが遠くで聞こえましたが、本当に「その通り」だと遠い意識の中で答えて、それっきり また仕事の時間まで眠ってしまいました。

その後、少し時間が空いたので、久し振りにみすゞさんと向き合ってみましたicon12

みすゞさんに関する本は、沢山読んだのですが、同じ著者のばかりだったので、他にも本がないのか?検索かけてみましたら・・・衝撃的な記事に出逢いました。
私にとっては、みすゞさんを一から教えて下さった(ご本の上で)矢崎先生を痛烈に批判した記事でした。
こういう考え方もあるのだ・・・と、それなりに素直に受け入れて読んだものの、とてもやるせない気持ちになりました。

詩というのは、読み手によって、どんな解釈もできるし、それだから面白いのです。
でも、私なんて、何かを感じても、それを言葉や文章にするのが難しい。なので、深い言葉を表現できる方からの導きを頂くことで、自分なりの言葉に変換して伝えるしかないのですよね。

今日はショックだったけれど、それもまた一つの考え方だという現実の中で、広く勉強していこうと思ったところでした。

たんぽぽ保育園の卒園式で、先生方が「私と小鳥と鈴と」を合唱されました。
この詩には、多くの作曲家がメロディーをつけられていますが、今回はちひろさんのメロディーにしました。

毎年、卒園式の間中、涙涙ですが、「私と小鳥と鈴と」には、先生方の思いと重なる部分も多く、一言一言をかみしめるように歌って下さり、聴いている私もまた涙。。。icon11icon12

私と小鳥と鈴と    金子みすゞ

私が両手をひろげても  お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥は私のように 地べたをはやくは走れない

私がからだを揺すっても きれいな音はでないけど

あの鳴る鈴は私のよに たくさんな歌は知らないよ

鈴と小鳥と それから私 みんなちがってみんないい




みすゞさんのお部屋♪お久しぶりの“みすゞさん”


タグ :金子みすゞ

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Posted by chil-chil  at 20:49 │Comments(3)みすゞさん

この記事へのコメント
【詩というのは、読み手によって、どんな解釈もできるし】

音楽も同じですよね。
作詞30%作曲30%歌い手30%
そして残りの10%は聞く人の色んな楽しみ方ですよね。
そして100%になって音楽は1つの曲になるとですよね。

だから100%の曲は面白くなく、完成品を作ったらいけないとですよね。
Posted by サガン床屋サガン床屋 at 2009年04月28日 22:08
チルさん・・・私もみすゞさん 好きですよ~
教育テレビの 「日本語であそぼ」は よく金子みすゞさんの詩が とりあげられてますよ☆
娘にも 「おひさん、あめさん」という 絵本を買ってあげて・・・
読んでます!
Posted by 201号室 at 2009年04月28日 23:00
床屋さん♪

>だから100%の曲は面白くなく、完成品を作ったらいけないとですよね。

そうかもしれませんね。多くの人に受け入れられている曲というのは、歌い手が変わると違った味を出しますものね。
人もそう、完璧な人より何かしら抜けてる(?)方が愛されますもんね♪
そう考えたら勇気が湧いてきました!


201号室ちゃん♪

みすゞさんを好きなの、わかります~♪
同じ匂いがしてました(^^)
授業参観はどうでしたか?
Posted by chil-chilchil-chil at 2009年05月01日 17:52
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