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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2008年07月25日

私と小鳥とすずと♪

みすゞさんのお話に行ったのはついこの間の事だと思っていたら、また月末の金曜日になりました。
ほんと、一ヶ月って、あっという間に過ぎてしまいますねicon10

今日は、先日の仙崎訪問の画像をスライドショーにしたのを見ながら、みすゞさんの故郷のお話をしようと思います。
そして、歌は「私と小鳥とすずと」です。

この「私と小鳥とすずと」は、みすゞさんの童謡詩の中でも 一番有名だと思います。
この詩には、多くの作曲家によってメロディーがつけられています。
その数、なんと二百を超えると言われていますから。

私も数種類のメロディーは歌ってみたりしましたが、私はやはり中田喜直先生の作曲のものが一番好きです。
あと、「ちひろ」さんという方がつけられたメロディーもとてもきれいで、気に入っています。

ちひろさんの事は、先日伺った耶馬溪のコンサートに来てくださったテリー斉藤さんに教えていただいたのですが、山口県出身の歌手で、みすゞさんの詩を歌にして、あちこちでコンサートをなさっているようです。

仙崎のみすゞ記念館に楽譜が置いてありましたので、買ってきて歌ってみましたら、どの曲も素敵でした。
メロディーそのものも覚えやすく、ピアノ伴奏もきれいです。
早速、簡単な二重唱にして、教室で高校生の女の子二人に歌わせています。


中田喜直先生の作品では、「わたしがりょうてを広げても」や「わたしがからだを揺すっても」の部分は動きのあるメロディーになっています。
なので、歌う時、実際に両手を広げたり、体を揺すりながら歌う事で、中田先生の思惑に近い歌い方が出来るようです。

しかし、他の方の作曲だと、その殆どは、緩やかなメロディーになっています。
これはこれで良いのですが、最後の「みんなちがってみんないい」という大切な部分の展開に変化がない感じがするのです。

中田先生の曲だと、最初が動きのあるリズミカルなメロディーで、「鳥のようにとべたらいいな」だとか「鈴のようにきれいな音が出せたらいいな」という願いが子供らしく表現され、その後に、「だけど、わたしは鳥よりももっと早く地べたを走れるんだ」とか「鈴よりも 沢山な歌を歌えるんだ」と気がつき、「ああ、そうだ。みんなちがってみんな良いんだ」と、安心するだけではなく、それを気づかせてくれた鳥や鈴に感謝する気持ちまでもを落ち着いた緩やかなメロディーで表現されているのが 感じられるのです。
歌い手としては、難しいけれど表現しやすくもあります。

「みんなちがって みんないい」という部分を皆さん着目されるのですが、それを表現するためには、その前の部分の表現の仕方が とても大切ではないかと思うのです。

もう一つ大切な事があります。
曲のタイトルは「私と小鳥とすずと」なのに、歌の中では、「すずと小鳥とそれから私」というふうに、順番が逆になっています。それはどうしてか?
それは、今夜の研修会でお話するつもりです♪


今日のおやつ・・・昨日のランチオフは武雄の「乃多屋」さんでした。久しぶりに行ったけど、すごく素敵でした。デザートのバニラアイスとハーブティーです♪


  


Posted by chil-chil  at 16:53Comments(2)みすゞさん